30 Years after Berlin Wall Collapse
(WEB News)
Walking 8.02 km, 9904 Steps
(Oumi-Shrine, Ayaha Duo-Homecenter)
ベルリンの壁が崩壊して30年が経った。1989年11月9日に壁が崩壊し、東西ドイツが統一された。昨日は、ベルリンで盛大に記念式典が行われたとニュースは伝えている。
壁崩壊の翌年にドイツに駐在員として赴任している。当時の旧東ドイツは西ドイツと比べてインフラがまるで後進国並みで驚いた。
工場の煙突からは煙がもくもくと出ており、アウトバーンは凸凹で70~80km/H以上では振動が激しく運転できず、また車も子供のころの日本のスズライトのような合板でできた車、トラバントばかりであった。
トラバント 壊れた車体 プラスチック
(トラバント こわれたしゃたい プラスチック)
西ドイツではベンツ、BMWが250km/Hのスピードでも何ら問題なくスムーズに走っているのと比べて、雲泥の差であった。
その後アウトバーンは全面的に改修工事が進められ、また車もベンツなどが普及した。公害規制も実施され、今では東西の差はかなり少なくなったといわれる。
今年初めにはベルリンを再度訪れているが、旧東ドイツにあったオペラハウスがようやく改修工事が終わり、開場していた。このオペラハウス改修工事が、統一後の最後の大きな仕事ではなかったかと思う。
第二次世界大戦、東西分裂という過去の歴史を克服した経験を生かして、反理性的動きが出てきている今の世界で、指導的役割を果たしてほしいと願う。