大雨のため柳が崎湖畔公園は水浸し
関東地方では10日前に早々と梅雨明け宣言があったが、その後西日本を中心に梅雨前線が停滞し大雨が続いていた。ようやく梅雨前線も北上し、関西地方も本日梅雨明け宣言となった。昨年より4日早い梅雨明けである。
琵琶湖の水位は1mほど上昇し、柳が崎湖畔公園も今水浸しになっている。もうしばらく周辺の山からの川水が流れ込むので、浸水状態は続くものと思う。柳川も濁流になっている。
今回も水害、山崩れで大変な被害が出ている。毎年同じように災害が発生し、大勢の犠牲者を出している。この十数年、今までにない大雨を経験しており、その都度犠牲者が出ている。
温暖化により新しい気象状況になっており、この新しい気候に対応した緊急の治水対策が進んでいないことが大問題である。国による総合的な治水対策が必要とされるのに、残念ながら遅々として進んでいない。
今までにない大雨を経験して十数年、もうすでにこれらの犠牲者は国の怠慢による人災であると考える。
被害のかなりの部分は危ないとされている箇所で、対応工事が遅れていることから発生している。国・地方自治体が災害が起こってから人命救助を懸命に取り組むのはあたりまえのことである。それ以上に、危険個所の治水対策を他の予算を使ってでも一刻も早く実施すべきである。
また、マスコミは被害の報道をするだけである。重要なのは災害を防ぐ対策の早急な実施を指摘することである。新しい事態に対する国の抜本的治水対策が遅れており、このままでは同じような犠牲者がこれからも出続けることになる。
為政者は10万人、20万人、いやそれ以上の犠牲者が出るまで対策の緊急性を理解しないのであろうか。いや、何万人の死者があろうが、あくまで天災であると言い続けるのであろうか。
大々的な地震対策も含めて、今の日本では国を挙げて災害から人の安全を守る政策が最重点課題と考える。オリンピック、万博誘致をしている場合ではない。
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