Seven Social Sins (Daihikaku Senkouji/大悲閣千光寺)
先日、嵐山の禅寺大悲閣千光寺を訪れたが、客殿には般若心経など仏教に関する資料がたくさん置かれていた。外国からの参拝者にもわかるように英文付きである。
その中に、七つの社会的罪との教えがあった。
理念なき政治
労働なき富
良心なき快楽
人格なき学識
道徳なき商業
人間性なき科学
献身なき信仰
最後の献身なき信仰以外は、現在の日本で起こっている現象を見ているとその通りという思いである。
信仰については宗教に関係する人にとっては、献身は必須ということであろう。
宗教の教えでは罪を犯してはならないというが、残念ながら宗教には社会の罪を犯さないように具体的に仕掛ける力はないようである。
この世での極限の罪は、戦争と考えている。戦前の日本、ドイツのヒットラー、イタリアのムッソリーニなどの戦争の罪に対して、仏教、キリスト教などの宗教は何の力も発揮せず、むしろ戦争に加担していた。この事実は、すべての宗教は諭すばかりで効果的な行動は何もしない集団ということになる。言っていることと行動が異なる詐欺集団と同じように感じる。
今もウクライナ、中東などで戦争が続いているが、仏教、キリスト教のみならずイスラム教、ユダヤ教も含めて同じことが言えるようである。
宗教は 戦争防止 力なし
(しゅうきょうは せんそうぼうし ちからなし)
しかしこれが、人間世界そのものということかもしれない。
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