2024年2月23日金曜日

Eastern Skunk Cabbage(ザゼンソウ)

 

JR Oumi-Imazu Station

Okome Shokudou "Nagomi"

Today's Lunch

Fried Japanese Bamyard Millet(ヒエ) like Fish


Fried Lotus like Hamburger (蓮根バーガー)

Earl Gray Tea

Entrance of Eastern Skunk Cabbage Colonies
Explanation Board of Eastern Skunk Cabbage
Flowers of Eastern Skunk Cabbage

  大津市の北に位置する高島市近江塩津にはザゼンソウの群生地がある。今ちょうどその花が咲いているとのことで、朝からJR湖西線で近江今津に出かけた。

  近江今津の駅前にはザゼンソウと書かれた幟が、その行く道に沿って掲げられていた。

  まずはいつものお米食堂で昼食を取った。本日のランチは、魚に似せたヒエの揚げ物と蓮根ハンバーガーであった。加えて、ポタージュ、グラタン、大根モチ、切干大根、しめじ納豆、サラダ、玄米ご飯がついている。

  いつものことながら動物性食材はまったく使用していないが、ほんとうに美味しく出来ていた。

  食後紅茶を飲んで、歩いてザゼンソウ群生地に向かった。

  約15分で群生地に着いた。そばには住宅街があるが、住宅街に接するように竹と木の林がある。その中の小川に沿って湿地帯があり、その中にザゼンソウが群生していた。

  形は水芭蕉の花によく似ているが、色は白ではなく濃い紫の花弁に覆われいる。その中に白っぽい雄蕊、雌蕊の花があり、楕円の形をしている。

  達磨が座禅しているような形からザゼンソウという名がついている。いつもは雪の中で花が咲くというが、今年は雪がない。花には発熱作用があり、雪を溶かして花が見えてくるそうだ。

  この発熱により臭いが出てくることから英語ではスカンクキャベツという。臭いで冬の寒い時期の虫が少ない中で、虫を引き寄せる効果があるという。この発熱機構の解明はまだなされていない。

  また色こそ違うが外見は水芭蕉と同じでいずれもサトイモの仲間で、葉もよく似ている。花のあとには葉が芽生え、すでに所々で葉が育っていた。

  ザゼンソウは北米北部、東アジア大陸北部に自生し、自生の南限がこの琵琶湖の高島ということである。

春近し ザゼンソウ咲く 琵琶湖の地
(はるちかし ざぜんそうさく びわこのち)

  貴重な自生地であることから、これからも環境維持の努力が必要と思う。

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