2016年11月18日金曜日

坂本城跡

 坂本城跡石碑
 「坂本城跡」の説明
「坂本城」の説明
 二の丸跡付近
 二の丸付近から宇佐山を見る
 東南寺(二の丸があったところ)
 「東南寺」の説明
 坂本城跡石碑(本丸があったところ)
 「坂本城跡」の説明
 明智光秀像
 明智光秀の歌碑
 本丸跡
 本丸跡
 本丸跡(琵琶湖)
 石垣と思われる石
 葦の群生
 三津浜の石碑
 「七本柳」の説明
 七本柳
日吉大社鳥居

  今日は散歩に代わって自転車で、自宅から北4kmのところにある穴太町に続いて、その近くの坂本城跡も訪れた。

  東南寺に至る道に石碑があり、それによると坂本城の二の丸があったところとの説明がある。そこから湖岸に向かうと国道161号線に面してもう一つの石碑がある。これには坂本城跡と刻まれている。その付近は本丸跡公園になっている。

  公園には坂本城の城主であった明智光秀の大きな像がある。何か異様な感じを受ける。説明には本能寺の変のことは何も書いておらず、この坂本での良い殿様であったとの印象を与える書き方である。

  歴史的には本能寺の変の後、秀吉勢力に攻撃され、急ぎ帰った弟左馬之助と光秀の妻熙子は共に自害し坂本城は炎上する。今では石垣などかなりの部分は琵琶湖の底にあるという。光秀、妻熙子の墓は近くの西教寺にあり、手厚く供養されている。

  湖岸には自生する葦の群生があり、この付近は三津浜と呼ばれている。ここには七本柳があり、日吉大社特有の上部三角の鳥居が立っている。日吉大社の祭り神輿船渡御用舞台があり、毎年4月12日に行われる祭りに使用される。今年は大津に引っ越しした当日で見に行けなかったが、来年を楽しみにしたい。

穴太

「穴太衆積み石垣」の説明
 
穴太一丁目
高穴穂神社
「高穴穂宮跡」の説明
神社参道
舞殿
本殿と舞殿
穴太の町並み
穴太町集会所
足利第12代将軍義晴病死の場所

  いつもの散歩の代わりに今日は自転車で4kmほど北にある穴太地区へ出かけた。坂本の手前少し坂を上がったところに穴太の町がある。

  すぐに気が付くのは高穴穂神社である。鳥居前の説明板によれば、12代景行天皇、13代成務天皇、14代仲哀天皇の都であったとの伝承があるとのこと。調べてみると日本書紀、古事記に記載があるが実在していたかは確証が取れていないようだ。都も景行天皇は福岡筑紫橿日宮との説、仲哀天皇は下関の穴門豊浦宮との説などあり定かでない。

  この穴太は穴太石垣技術発祥の地として有名である。坂本地区の寺院のほとんどの石垣は穴太石垣である。織田信長がその頑丈な構造を知り、安土城などその後の城の石垣に採用し、全国に広まった。

  この春熊本地震で石垣が壊れているが、壊れたところは現代になって改築したところと聞いている。今回の修復には穴太の技術を採用すべく検討されているという。

  今では普通の町並みであるが、一角に足利12代将軍義晴病死の場所として供養塔があった。室町幕府から戦国時代への移り変わり時期、義晴は京都での政権争いの中、避難する場所として坂本の地を使っていた。その行き来には志賀越道(現在の道路では山中越え)を使っていたのであろう。そして、病気がちになり銀閣寺などから逃れてきてここで亡くなったとの歴史である。

  志賀越道は今も山道として残っているというが、一度歩いてみたいと思っている。聞くところによると峠近くが山崩れで通れなくなっているという。確認してみたく思う。

2016年11月17日木曜日

日吉大社と旧竹林院

日吉大社へ向かう日吉参道
穴太石垣
「穴太の石垣」の説明
日吉参道の紅葉
日吉参道の紅葉
紅葉を描く人
日吉参道の紅葉
鳥居
三角形状の鳥居と紅葉
紅葉
神猿
祇園石
「祇園石」の説明
飛竜の瀧
西本宮楼門
西本宮舞殿
西本宮本殿
東本宮

東本宮本殿
東本宮舞殿
旧竹林院
旧竹林院門
庭園の紅葉
庭園の紅葉
日吉大社金大巌のある八王子山を借景とした庭園

  比叡山の坂本側麓にある日吉大社は日本各地にある日吉日枝山王神社の総本宮である。創祀は2100年前といわれる。中世には織田信長による焼き討ちに会っている。境内には約3000本のもみじがあり紅葉の名所として知られている。

  京阪電車坂本駅から日吉参道をみると道両サイドに紅葉が鮮やかである。途中絵を描いている人も見かけた。その道は石垣が塀となっている。坂本近くの穴太集落の職人に伝わる有名な穴太石垣である。

  まもなく赤い鳥居に達する。ここから西本宮入口を入ると、その参道も紅葉で鮮やかである。中ほどには日吉神社特有の上部が三角形状の鳥居があり、この周りは特に真っ赤な色で染められている。

  魔よけの象徴として神猿が祀られ、また窪みに溜まった水は目によく効くという祇園石を過ぎると西本宮楼門の前に達する。その左前奥には飛竜瀧が音を立てて流れている。

  楼門を入ると西本宮本殿があり、さらに右の参道突き当りには東本宮がある。その間には三宮宮、牛尾宮のある八王子山に向かう山道もある。

  さらに東本宮から出口を出てすぐ近くの旧竹林院に入った。ここは昔延暦寺の里坊であった。典型的な日本庭園があり、日吉大社の三宮宮、牛尾宮がある金大巌の八王子山を借景としている。庭の紅葉は特に素晴らしい。

  東京山王溜池にあるビルに現役時代勤めていたことがあるが、昼休みにはよく近くの日枝神社を散策している。坂本の本宮のような自然は望めないが、都会でも参拝できることから多くの人々が訪れていた。懐かしい限りである。