2017年3月16日木曜日

大文字山

麓の柳川沿いに聞こえる鶯の鳴き声
(動画)

大阪空港官制施設外左横に入る
施設の周りを歩く
反対側の道
大文字山への道
植林の印か?
植林の印か?
下り坂
四ツ辻の表示
藤尾・山科毘沙門方面への道
雨社大神・池の谷方面への道
雨社大神
雨社大神
野猿式ロープウエイ
ロープウェイで材木を麓に運搬する
自然の木にロープを固定する
(右上 赤い滑車)
なだらかな山道
山科安祥寺地域
登り道の先が大文字山頂上
大文字山頂上
大文字山の表示(466m)
菱形基線測点
菱形基線測点
京都市の風景
(手前 京都御所)
京都市の風景
(左手前 ウエスティン都ホテル)
山科の風景
音羽山
下り坂
大文字火床方向の表示
下り坂
大文字保存会の看板
火床に到着
(先が大の字の一番上)
手前 吉田山、後方 京都御所
松が崎の法
舟形
左大文字
岡崎付近
(平安神宮の鳥居)
北山の雪
火床
(大の字の「ー」のところ)
弘法大師堂
弘法大師堂
外国人観光客?
ロープウェイ
(薪運搬用)
下り階段
ロープウエイ
千人塚
下り坂
ロープウエイ基点
地下式貯水槽
ダムと地下式貯水槽
銀閣寺方向に下りる
道標
銀閣寺に至る道
大文字山の説明
大文字山の地図
大文字山入口
行者の森(石仏)
行者の森
銀閣寺参道
浄土院
浄土院の説明
銀閣寺参道の賑わい
銀閣参道の賑わい
哲学の道
哲学の道
哲学の道
南禅寺大寂門
南禅寺三門
南禅寺三門の説明
三条通り九条山峠
山科方面
山科疎水
JR山科駅

  先日大文字山を目指したが、途中険しい道になってきたので時間もないこともあり諦めた。WEBで調べると、確かにややこしい道であるが、むしろ舗装道路から大阪空港官制施設の外左を通り施設の周りを進むと大文字に至る道があるという。

  今日はその通りトライすることにした。比叡平に通ずる舗装道路を歩き始めると、麓の柳川から鶯の鳴き声が聞こえてきた。さっそく動画にとった。まさに春の訪れである。そして鉄塔への脇道に入り、大文字山方向に山道を行く。まもなく空港官制施設につながる舗装道路が見えてくるので、崖を登り舗装道路に出る。

  空港官制施設の左外には僅か人間が一人通れるような隙間があった。そこを進むと突き当り左には小さな崖がある。そこを下りて、林の中を施設に沿って半周くらいすると道が見えた。これが大文字山への道である。

  なだらかな下り道を進む。ところどころの木に松江署1号などの看板が掛けられている。植林の印なのか?そして四ツ辻に至る。左は藤尾、山科毘沙門方向、右は雨宮大神・池の谷、直進が大文字山である。雨宮大神は昔雨乞い祈祷を行ったところという。その前には野猿式ロープウエイがあるのを見つけた

  野猿式ロープウエイとは、山から伐採した木材を運ぶための簡易式ロープウエイである。スチールワイヤのロープを人力で山中に運び、山中の自然の木々にロープを固定し、このロープウエイで木材を麓まで運ぶ。伐採が済むとまた移動し設置する。

  近年働き手の高齢化により、この重いスチールワイヤを担いで森林の中に運ぶことが難しくなってきている。現役時代、軽量化を図るためパラアラミド繊維によるロープを開発したことがある。軽量化は可能であるが、寿命を判断する方法が難しかった。スチールの場合、細線の切れる本数で寿命を決めておけばとり換える判断が出来る。しかしパラアラミド繊維の場合、強力は高いが光に弱く、芯線を耐光性のある繊維でカバーしている。

  中に隠れるため外見では判断できず、他の方法がないかいろいろ検討した。しかし、最適方法は今のところ見つかっていないようである。未だにスチール製が使われているのであろう。

  そして大文字山の頂上に達した。この山に登るのは学生時代以来である。標高466mの表示がある。またここには菱形基線測点が設置されている。これは大文字山、追分、火山天文台、新山科浄水場の4点で地形の変動を測定する測点である。

  今日は天気も良く、頂上からの景色は左は音羽山、山科、京都市内など絶景である。遠くぼんやりと、大阪の高層ビル、生駒山も望める。山頂では京都から登ってくる人々が休憩していた。最近山登りが多いが、人に出会うことはめったになく、ここは京都からの登山者が多いようである。

  京都側に下ると、大文字の火床に至る。大の字の一番上のところで再度京都を望む。これも絶景である。松が崎の法、舟形、左大文字、山科、ウエスティン都ホテル、平安神宮、吉田山、京都御所、北山の雪など。

  急な階段を降りて、大の字のーの火床台地に来る。外国人などかなりの人が京都市内を眺めている。火床台地の中央には弘法大師堂がある。

  火床台地の右端から長い階段を下りると、固定式のロープウェイがある。これは薪を運搬するために使われるようである。下山途中千人塚を通り過ぎ、銀閣寺近くの登山口に下りた。

  その入り口近くには、行者の森があり石像が安置されている。そして銀閣寺参道に至る。その左には浄土院がある。大文字寺ともいわれ、8月16日の大文字焼きの時には、精霊送りの行事と、山上の弘法大師堂で読経を行う寺である。

  銀閣寺参道は大変な観光客でにぎわっていた。その入り口左には哲学の道があり、疎水川沿いに南禅寺の方に向かった。南禅寺大寂門を通ると有名な三門に至る。この門は藤堂高虎が大阪夏の陣で戦没した藩士を弔うために寄進したという。

  蹴上に出て三条通りを歩き、九条山峠を過ぎて、山科疎水の散歩道を進む。そして山科JR駅から湖西線で大津京に戻った。おおよそ7時間のハイキングであったが、昔の仕事の一端を思い出す機会にもなった。

  大津と京都を結ぶ街道の内、逢坂の関越(大関越ともいう)、小関越(逢坂の関との対比で小関といわれている)、志賀越(山中越)、白鳥・青山越、そして大文字山・如意岳越を歩いたことになる。さらには途中越もある。車では通っているが、次回は歩くか、サイクリングを試みたい。

2017年3月15日水曜日

長等山から小関峠へ

 長等山から小関峠へ
 三井寺方向との分岐
(右上道標は三井寺方向)
 小関峠への登り道
 登り道
 なだらかな山道
 羊歯の群生
旧小関峠?
 下り坂
 谷川に出る
 現在の小関峠に出る下り道
 舗装道路に出た所
(現在の小関峠)
 現在の小関峠
(山科に至る山道)
 小関越え道道標 
現小関峠にある地蔵堂

  長等山方向へ昨日と同じルートを歩き、長等山の後、今日は小関峠の方に行くことにした。

  最初は上り坂であるが、間もなく平坦な道になる。また登って行くと石山寺で見たような羊歯の群生地がある。そして山頂のような台地に至る。何も表示がないが、ここが昔の峠のようである。

  この後は下り坂で、まもなく谷川に至る。そしてさらに下ると舗装道路に出る。ここはいつも通る小関峠である。山科から登る山道が、この先に続いている。昔の山科と三井寺を結ぶ道は、今日歩いて来た道と思われる。

  峠の地蔵堂を見て、舗装道路を歩いて三井寺に向かった。昨日下りてきた三井寺総門の前を通り、帰宅した。

  時間的には昨日よりも30分ほど多くかかったが、前半は一度歩いた道なので早く歩けたような気がする。

2017年3月14日火曜日

長等山

 鉄塔に書かれた表示
 三井寺への山道
 登り道
 道標
 三井寺方向
 登り道
 道標
 左 長等山
 長等山方向
長等山山頂」
 長等山(354m)
 山頂からの風景
(大津京駅前高層マンション)
三井寺方向
 平坦な道
 児石
 児石
 急な下り
 分岐(右 三井寺、手前 小関峠)
 小関峠への道
 三井寺方向
(三井寺内は有料との説明)
 三井寺への下り道
 砂防ダム
 砂防ダムの下を通る
 広い道に出る
 広い道
 三井寺敷地
 境内の道
三井寺総門

  比叡平へ行く途中に鉄塔があり、そこから三井寺と大文字山に行けるような表示があった。先日は大文字山の方へ向かったが、今日は反対の三井寺の方へ歩くことにした。

  緩やかな登りであるが、間もなく急な坂となる。登りきるとなだらかな道となりまた上り坂となる。そして再度なだらかな道になり、間もなく道標に出会う。三井寺の方向が示されているが、今まで来た道は如意越と書いてある。大文字山へ行くには如意ケ嶽近くを通るからであろう。さらに行くと、長等山山頂への分岐となる。

  長等山の方へ進み、すぐに山頂に達する。354mとの表示がある。頂上からは大津京駅付近が見え、高層マンションが目の前にある。

  元の道に引き返しさらに三井寺の方へ進む。まもなく児石との表示があり、石の地蔵が置かれている。子供の供養ではないかと思う。そしてさらに分岐がある。左が三井寺、右は小関峠への道である。小関峠の方はまた別の機会に歩こうと思う。

  さらに下ると砂防ダムに出会い、その端を通って下を歩く。広い道に出て、三井寺の境内に入る。三井寺内は有料との看板があったが総門を出るときにはゲートはフリーになっていた。

  家に着いたのは18時で、約3時間の気持ちの良い山歩きであった。