2017年11月19日日曜日

檜尾古寺(幻の山岳寺院)

如意ヶ嶽・大文字山の雨社四ツ辻の道標
(藤尾方面への道を進むとおねがい観音に至る)
 如意ヶ嶽南がけ下にあるおねがい観音
(この付近に如意寺があった)
 如意寺の遺石(おねがい観音のすぐ近く)
 おねがい観音のある台地
(この付近で檜尾古寺の礎石が見つかった)
午前中サイクリング 6.94km
(三井寺オーガニックマーケット)
午後散歩 8114歩

  昨日の新聞、WEB情報で、平安前期の幻の山岳寺院跡の可能性のある礎石が見つかったという。場所は如意ヶ嶽南がけ下の台地である。

  ここはすでにこの3月のブログに載せている。如意ヶ嶽と大文字山の尾根の間に雨社四ツ辻があり、ここから山科藤尾神社方向への道を進むと、その台地に至る。

  この台地には今はおねがい観音が安置されているが、その近くには如意寺遺石があり、平安中期から室町時代の山岳寺院であった如意寺跡といわれている。

  今回はその台地近くの草などで隠れていたところから、礎石が見つかった。そこからは平安前期の土器、瓦だけが出てきており、「安祥寺資材帳」に記されている平安前期に存在していた「檜尾古寺」の遺構の可能性があるという。

  野生の鹿が畑を荒らし困っている人が多いが、今回は鹿が台地の草を食べつくしたことにより、礎石が見つかった。たまたまと思うが、こんなことで野生動物が役に立ったのは珍しいのではないかと思う。

2017年11月18日土曜日

磯成神社

 磯成神社の説明
 鳥居と境内
本殿
ムクロジの説明
 ムクロジ
 ムクロジ
 ムクロジの実
散歩の歩数 7601

  旧北国海道坂本城址聖衆来迎寺の中ほどに磯成神社がある。旧北国海道を走っているとその境内にある大きなムクロジに気が付く。

  入り口鳥居の近くにそのムクロジがある。高さ15mくらいはあるであろうか。実がなっている。この実は、羽子板の羽の玉や、昔は石鹸代わりに洗剤として使われていたという。実には泡立ち成分であるサポニンという物質が含まれているためである。

  坂本地区には日吉大社社外社がたくさんあるが、その一つで811年創建と伝えられ、中世期にはこの神社の近くは馬借、車借が住んでいたところでもあるという。

2017年11月17日金曜日

歩道拡張工事3

完成した161号線西側歩道(右 琵琶湖競輪場跡)
西側歩道を歩く(動画)
西側歩道(左 琵琶湖競輪場跡)
東側仮歩道
東側仮歩道を歩く
東側仮歩道
東側仮歩道
 サイクリングの距離 7.7km
(日赤病院)
 散歩の歩数 6794
移動総距離 13.35km、歩いた総歩数 7227

  161号線の歩道拡張工事の西側歩道が完成した。さっそく歩いてみた。今までより広くなり、自転車が通っても十分幅がある。

  かわって東側の工事に入る前に、東側仮歩道が設置された。今まで東側は専用歩道がないため危なくてほとんど使っていなかった。仮でも歩道が確保でき、安心して歩ける。これから出かけるときには東側も歩道を使えるため便利になった。

  東側の歩道工事の完成は来年2月になるという。また、まもなく西側にある琵琶湖競輪場跡地の工事も始まる。当分トラックなどの出入りが増えるが、完成が待ち遠しい。

2017年11月16日木曜日

中田喜直

ロジェー・ワーグナー合唱団CD
ロジェー・ワーグナー合唱団
(CD表紙より)
 「夏の思い出」の説明
「雪のふるまちを」の説明
散歩の歩数 8469

  2か月半ぶりにCDチェンジャーのCDを交換した。25枚の中に、アメリカのロジェー・ワーグナー合唱団のCDも含まれていた。久しぶりに聴いた。

  アメリカ民謡、黒人霊歌、アイルランド民謡、フランス民謡、ドイツ民謡、イギリス民謡など、若いころ合唱をしていた時に歌っていた歌ばかりである。そして日本語での日本の歌も含まれている。

  それは中田喜直の「夏の思い出」と「雪のふるまち」である。夏と冬の情景を目に浮かべさせる歌である。中田喜直は春、秋の歌も作曲しており、秋の歌としての「小さい秋」もあまりにも有名である。

  同時代中田喜直と同じように歌を作っていた作曲家に団伊玖磨がいる。有名な「花の街」は高校時代に合唱で歌った経験がある。

  この二人の曲を聴いていると美しい曲ばかりで素晴らしいと思う。しかし生活の面では対照的であった。それはたばこを吸うか吸わないかである。中田喜直はたばこを吸わず、むしろ嫌煙運動を積極的に進めた人である。

  一方、団伊玖磨はエッセイ「パイプのけむり」を書いているように愛煙家であった。

  たばこを吸い始めるのはちょっとした好奇心からと思う。食べ物のように美味しいものでもなく、最初は違和感のあるものである。しかし、大人びたいとか、かっこをつけたいとかという邪悪な心から吸っている間に、中毒になってしまう。それで止めることは出来なくなる。

  他人に迷惑がかからなければ何も言うことはないが、はっきりしているのは煙からの発がん物質などによる色々な病気の原因になっていることである。

  吸わない者にとっては、回り半径50mの円の中に人がいなければ迷惑の程度は少ないと思うが、実際にはそのように気をつけている喫煙者は皆無である。

  もちろん室内では、たとえ換気扇をつけていても迷惑をかけていることになる。新幹線などの列車は全面禁煙になったが、まだまだ受動喫煙についての対策が完全とは言えない。

  「夏の思い出」は素直に楽しめるが、「花の街」は作曲者のたばこのことを思い浮かべると清らかな歌とは思えなくなってしまう。まことに残念である。

2017年11月15日水曜日

近江神宮の紅葉

近江神宮楼門前の紅葉
社務所前の紅葉
社務所前の紅葉
参道近くの銀杏
本日は七五三詣本番
柳川土手の昼顔はまだ咲いている
 散歩の歩数 6494

  近江神宮のもみじもようやく赤くなった。楼門前、社務所前など真っ赤である。また参道近くの銀杏の木も黄色の鮮やかな色になっている。

  今日は11月15日で七五三詣での本番である。平日にもかかわらず親子で詣でる人々が見られた。

  柳川の昼顔は依然として花を咲かせている。花の大きさは夏の時より小さくなって一時の元気さはないが、まだきれいな紫色を見せている。いつまで咲き続けるのだろうか。

2017年11月14日火曜日

紅はるか

送ってきた紅はるか(5kg)
ガスオーブンで焼く
焼き芋の出来上がり 
散歩の歩数 7171

  知り合いから家庭菜園で栽培した紅はるか5kgを送ってきた。さっそくガスオーブンで焼き芋にして食べた。すごく甘いさつま芋である。

  つくば時代には100坪ほどの畑を借りていた。いろいろな野菜、蕎麦、小麦など栽培したが、2011年の初めにはさつま芋を植えるべく準備を進めていた。

  WEBでさつま芋の苗を注文しようとしていた時に、東日本大地震が起り福島原発の爆発が続いた。当時つくばにある国の研究所に勤めていたので、爆発の翌日研究所内のガイガーカウンターで放射能を調べた。室内ではガリガリと時たま反応するが、外へ出たとたんガアーと大きな音が鳴り響き、針は振り切れていた。人間には何も感じることはないが、莫大な放射性物質がつくばでも降り注いでいる。

  しかしその事実はマスメディアでは全く報道されていない。回りの土地は完全に汚染されていると判断せざるを得なくなり、それ以後家庭菜園での野菜の栽培は止めた。代わりにひまわり、コスモスなどの種をまき、その年末には地主に畑を返した

  今回いただいた紅はるかは静岡の方からのプレゼントであった。ヨーロッパに輸出された静岡産のお茶からも放射物質が検出されたというヨーロッパ情報もあるが、関東から離れていることもあり影響は少ないものと判断している。

  家で干しているあんぽ柿もあるがこれはこのまま干し柿にしておいて、紅はるかをしばらくはおやつとして楽しみたいと思う。

2017年11月13日月曜日

坂本龍一

MOVIX京都(三条新京極)

 映画「Ryuichi Sakamoto CODA」
 MOVIX京都「THEARTE8」にて上映
映画館内部(上映前の宣伝)
映画最後の場面「坂本龍一のコラール」
(パンフレットより)
散歩の歩数 7171

  きのうの朝、地下鉄で宝ヶ池公園に行く前に京都市役所前で降りて、三条新京極にあるMOVIX京都で映画を鑑賞した。この映画館のある場所は昔大きなうなぎ料亭があったと記憶している。

  映画の題名は「Ryuichi Sakamoto CODA」である。この5年間の坂本龍一の日常を描いた作品である。

  坂本龍一が世の中にデビューしたのは、シンセサイザーを駆使した音楽で旋風を巻き起こしたYMO(イエローマジックオーケストラ)の一員としてであった。当時はその存在を知らなかったが、その後大島渚監督の映画「戦場のクリスマス」で俳優として出演、しかも音楽も担当し、その音楽で知ることになった。

  その後ドイツにいるときに、「ラストエンペラー」のビデオを見て、その音楽の素晴らしさに感動した覚えがある。その後何回もこのビデオは見ている。

  加えて福島原発事故後は、原発撤廃運動に積極的に参加していて心強く感じている。しかし、一時がんとの闘病生活で仕事を休んでいたが、今年「async」と題した音楽を発表し新しい切り口での音楽活動を再開している。

  今までの映画と音楽、日常の生活の様子などのドキュメンタリ映画であった。有名な音楽が次々と流れ、映画館特有の素晴らしい音響の中での心地よい1時間半であった。

  最後の場面は、ニューヨークでの200人の聴衆だけの前で演じた自身によるコラールの演奏であった。シンセサイザーであるが、オルガンの響きの中バッハの雰囲気があり、いつまでも聴いていたかった。

  坂本龍一はもともとクラシックの出身であるがため、最終楽章(CODA)としてコラールのような古典音楽に行きついたのかもしれない。来年初めにはこのコラールも含めた新しい映画が公開されるとのことで、また見に聴きに行きたいと思う。