2016年11月17日木曜日

日吉大社と旧竹林院

日吉大社へ向かう日吉参道
穴太石垣
「穴太の石垣」の説明
日吉参道の紅葉
日吉参道の紅葉
紅葉を描く人
日吉参道の紅葉
鳥居
三角形状の鳥居と紅葉
紅葉
神猿
祇園石
「祇園石」の説明
飛竜の瀧
西本宮楼門
西本宮舞殿
西本宮本殿
東本宮

東本宮本殿
東本宮舞殿
旧竹林院
旧竹林院門
庭園の紅葉
庭園の紅葉
日吉大社金大巌のある八王子山を借景とした庭園

  比叡山の坂本側麓にある日吉大社は日本各地にある日吉日枝山王神社の総本宮である。創祀は2100年前といわれる。中世には織田信長による焼き討ちに会っている。境内には約3000本のもみじがあり紅葉の名所として知られている。

  京阪電車坂本駅から日吉参道をみると道両サイドに紅葉が鮮やかである。途中絵を描いている人も見かけた。その道は石垣が塀となっている。坂本近くの穴太集落の職人に伝わる有名な穴太石垣である。

  まもなく赤い鳥居に達する。ここから西本宮入口を入ると、その参道も紅葉で鮮やかである。中ほどには日吉神社特有の上部が三角形状の鳥居があり、この周りは特に真っ赤な色で染められている。

  魔よけの象徴として神猿が祀られ、また窪みに溜まった水は目によく効くという祇園石を過ぎると西本宮楼門の前に達する。その左前奥には飛竜瀧が音を立てて流れている。

  楼門を入ると西本宮本殿があり、さらに右の参道突き当りには東本宮がある。その間には三宮宮、牛尾宮のある八王子山に向かう山道もある。

  さらに東本宮から出口を出てすぐ近くの旧竹林院に入った。ここは昔延暦寺の里坊であった。典型的な日本庭園があり、日吉大社の三宮宮、牛尾宮がある金大巌の八王子山を借景としている。庭の紅葉は特に素晴らしい。

  東京山王溜池にあるビルに現役時代勤めていたことがあるが、昼休みにはよく近くの日枝神社を散策している。坂本の本宮のような自然は望めないが、都会でも参拝できることから多くの人々が訪れていた。懐かしい限りである。

2016年11月16日水曜日

貴船と八瀬

貴船川
貴船川の紅葉
貴船川の紅葉
 「蛍岩」の説明
蛍岩
「鳥帽子岩」の表示
鳥帽子岩
鞍馬山方面への橋
鞍馬寺の表示
鞍馬寺西門(鞍馬山登り口)
貴船神社鳥居
参道階段
貴船神社本殿
境内
境内から貴船川を望む
川床
「相生の杉」の説明
相生の杉
貴船神社奥院鳥居
 「思ひ川」橋
「思ひ川」の説明
谷川「思ひ川」
「つつみヶ岩」の表示
つつみヶ岩
「連理の杉」の説明
連理の杉
奥院の門
「御船形石」の説明
御船形石
奥院舞殿
奥院
叡電八瀬駅
八瀬の紅葉
八瀬の紅葉
高野川
高野川
八瀬橋
瑠璃光院門
瑠璃光院の説明
瑠璃光院門前の行列
瑠璃光院付近の紅葉

  久しぶりに京都貴船の紅葉を見に出かけた。子供のころはハイキングなどに出かけていたが、当時貴船川両サイドの真っ赤なモミジが記憶に残っている。しかし、以前訪れた時には紅葉がそれほど鮮やかではなくがっかりしたことがある。

  貴船川に沿って歩いた。子供の時には及ばないが、以前に比べれば鮮やかな紅葉が見られた。途中、和泉式部が蛍の歌を詠んだといわれる蛍岩、大宮人が烏帽子を置いて身を清めた烏帽子岩がある。また貴船神社の手前には鞍馬寺西門があり、ここから鞍馬山に登ることが出来る。

  鳥居をくぐり階段を上がると本殿に至る。参拝した後、さらに貴船川沿いを歩いて奥院に向かった。途中には川床も見られ、夏には賑わっていたことと思う。そして同じ根から生えた2本杉を通り過ぎ、思ひ川を渡ることになる。夫の愛を取り戻そうと思い悩んでいた和泉式部がこの川で身を清めて参拝したという。

  貴船名石であるつつみヶ岩、別々の木が重なっている連理の木を見て、奥院の門に着く。奥院本殿、舞殿の横には御船形石があり、航海するときこの石積みの小石を携帯すると海上の安全が得られるという。

  参拝の後貴船口に戻り、叡山電車で八瀬に向かった。瑠璃光院の紅葉を見に行くためである。八瀬を流れる高野川沿いは紅葉が鮮やかで、貴船より赤色が鮮やかであった。そして瑠璃光院に向かったが、門の前は大変な人が並んで待っている。結局、外まわりの紅葉を楽しんで、中に入るのは断念した。

  京都は今観光客であふれており、静寂の中での観光は出来なくなってしまった。世界的に有名になるのもいいけれど、本来の良さが味わえないのは残念に思う。