Moving Trajectory of Today
(Tokyo ⇨ Kyoto ⇨ Otsukyo)
WEB News related with Flood Disaster in Noto
一週間あまりの東京滞在を終えて、新幹線で京都に向かった。
帰りの新幹線でWEBニュースを読んでいると、能登半島での豪雨による洪水崖崩れに関し石川県知事が災害現場を視察し、支援物質を届けると強調したという。
能登地震が発生してすでに9ヶ月が過ぎた。未だにビニールハウスで生活している人、崩壊した家の解体作業も進んでいない人など、被害者が大勢取り残されている。
追い打ちをかけるように、今回の被災者住宅の洪水も含めた災害である。洪水危険地区に被災者住宅を建てたという。場所がなく仕方がなかったとの弁明である。
能登地震直後には、万博を中止してでも能登地震被害対策に資金、人的資源を集中的に投入すべきとの意見に対して、石川県知事は「万博は万博で進めてもらって、こちらで対策は進めると」言明している。
知事なら、「万博を中止してでも地震災害対策を最優先でことが進むよう国などに強力に要請する」というのが被災者に対する誠意というものである。
被災者を二の次にしていた結果が、今回の災害である。豪雨は自然現象であるが、その被害を食い止められなかったのは人災と見ざるを得ない。
現在、政権党では総裁選が行われている。災害多発の日本で、国土強靭化を強力に主張する候補者は誰もいない。興味は利権者への配慮だけのようである。
日本で大災害が起こっても、素知らぬ顔でアメリカに出向いている首相もいる。今の政治は、一部の利益を享受している人のためのものと思わざるを得ない。
グーミン(愚民?)が目覚めるのはいつになるのだろうかと思いつつ、琵琶湖に戻った。
グーミンが 目覚めなくては 国沈下
(グーミンが めざめなくては くにちんか)
彼岸が過ぎて、随分涼しくなった。戻るとエアコンは不必要になっていた。